ママのたまご記3
11週目頃またまた風邪を引いた。睡眠も十分とっているし、手洗い、うがいはきちんとしている。食べづわりだから、ちょこちょことなるべくバランスよく食べるようにしている。なのに引いてしまった。この時の風邪が一番ひどかった。知人に招待されて、夕食をごちそうになりに行ったのだが、サラダだけ食べて後は何も食べられなかった。体もだるかった。帰りの電車の中で、吐き気がして、何とか家までたどり着いた直後、手を突っ込んで無理矢理吐いた。つわりが理由ではないけれども、いずれにせよ吐いたのはこれが初めてだった。
13週目に定期検診があった。頭からお尻まで6,6センチにまでなっていた。ダウン症の症状は、頭から脊髄にかけての形からいってなさそうと言われた。あと、あんなに小さいのに先生には手足の指が五本ずつあるのもわかるらしい。尿糖が少し出ているが、たまたまでしょうと言われる。私は手術で、主人は10代の時の交通事故で、薬等たくさん飲んだのだが、、、、と尋ねると、悪影響が出ることはまずないでしょうと言われる。そして、前回10週目の時にした検査で、膣炎だとわかったと言われる。私は無知から、性病か?と思ったのだが、何のことはない、自浄作用が妊娠中は劣るため、自浄仕切れなくなって菌が検出されたとのこと。夫婦共々治療(塗り薬と、飲み薬)となる。 そして、このころ4回目の風邪を引いた。今回は3日程で済んだ。
つわりも何となくだらだらと続いていた。ただ吐きづわりではなかったので、お腹が空きすぎない様に気を付けていれば、あと、気を紛らわすようにしていれば何とかなるという感じだった。学校に行ったりプールに泳ぎに行ったり、家事でも忙しく、主人も週末には散歩へと連れだしてくれたので、気持ちは悪くても、気分が沈むということはあまりなかった。
一つ嫌だったのは、味と臭いと音に非常に敏感になったこと。元々、敏感だったけれども、更に、この臭いは駄目、この音は駄目という主張がひどくなった。
味に関して言えば、コーヒーやニンニクの臭いは大好きだったのに、つわり中もそれらの臭いは大丈夫だったのだが、口の中に入るとたまらなく気持ち悪くなった。そのほか口に入れると変な味がする物が多々あった。 臭いは、よく言われるご飯炊き立ての臭いは大丈夫だったがみそ汁の臭いがかなり苦しかった。また、一時期3週間ほど、レモンの臭いを嗅いでないと気持ち悪くなるときがあった。どの部屋にも、レモン果汁の入ったグラスをおいて、自分の指もレモンの臭いがしていないと駄目なのだ。寝るときも勿論近くにレモンの絞った物を置いて、臭いのするようにしておいた。今思えば、何してたんだと思うけど、本当にそうしないと気持ち悪くなった。後、もう一つ、洗濯の柔軟剤の臭いがつわりを過ぎても臭くて臭くていやだった。妊娠前は、ふわふわとしたその臭いが大好きだったのに、とうとう他の物に変えるまでこれは続いた。
そして音。私はかなり音に敏感なのだが、この時期、聞くとムカムカと腹が立ったのが主人のコンピューターの音。今となっては、気にならないのだけれど、この時期は全く聞こえないように、ドアもぴったりと閉めてもらって、私は音楽を聴くとかして更にその音を消す努力をするという感じだった。
逆に好きだった物としては、一時期トマトにはまったし、(ただその後、味が嫌いになった。今は大丈夫。)牛乳は全く問題なく毎朝飲んでいた。オレンジにもはまったし、ジュースは逆にオレンジジュースが駄目で、グレープフルーツジュースじゃないと駄目だった。
17週目に定期検診。頭からお尻まで12センチ。妊娠前からそうだったのだが、妊娠してから右下腹部の痛みがひどく、訴える。ソノグラムという高性能の超音波を持っている近くの個人の診療所までそのあしで出かける。主治医から詳しく言ってもらうが、問題はないといわれる。その数日後、病院に行ったが、大腸にガスが溜まっているとか考えられるが、悪い物ではなさそうといわれる。膣炎も治っていると。花粉症のため、鼻スプレーと目薬をもらう。飲み薬は、妊娠中はあまり勧められない、部分的な、スプレーや目薬の方が良いと言われる。その次の週に日本に里帰りすることにしていたので、注意等聞く。飛行機の中では、どうしても同じ姿勢のままになりがちなので、よく歩くこと、そして水分をよく摂ることと言われる。 妊娠中に、飛行機に乗って大丈夫?と人から言われたりしたが、私にとっては里帰りはいい気分転換になったので、良かったと思う。
20週目に、赤ちゃんの細かい部分までが見える、値段の高い超音波の機械を持っている別の先生の所に行く。性別を聞きたいかと聞かれるが、ききたくないと言う。22センチになっていた。心臓もきちんと4つの部屋に分かれているのが私にもわかった。その他、全くノーマルな赤ちゃんだといわれる。この時にもらった超音波の写真は、本当に良く撮れていて、鼻筋や、指をくわえている所など、よくよくわかる。性別は聞きたくないため、もらった写真は上半身ばかりだが、そのまま抱っこしたくなるほどきれいに撮れている。帰り際に、その先生に、「もし性別が聞きたくなったらいつでも電話してきていいからね。」と言われる、、、。
体重増加:里帰り中の暴飲暴食が祟り、プラス6キロ (妊娠前より) 血圧や、むくみ等、大丈夫な限りこっちでは体重に関してはうるさくないようだ。
08/07/00
実は20週目に訪れた先生に、「赤ちゃんは大丈夫」、と言われたとき"No problem. He is O.K."と言われたんだよねえ、、、。
31/08/01