ボン君たちの成長記録(長男:5才4か月から5才6か月まで)
(次男:0か月から3か月まで)
出産のため私の母が来てくれていたのだが、息子の、私の母に対する態度が下の子の出産前と後ではがらりと変わった。出産前は、おばあちゃん、おばあちゃんと、いつでもべったりだったのだが、出産後は、相変わらずべったりではあったけど、祖母に対する態度が高圧的になった。
”そんなことしないでよ、おばあちゃん!””ぼくもこれしてるんだから、おばあちゃんもしないとだめでしょう!””これしてよ!”などなど。その息子の態度に私たち夫婦が切れるということがままあった。
長男は生まれてきた自分の弟には本当に優しく接するいいお兄ちゃんなのだが、これも一種の嫉妬というか、環境の変化に対するストレスなんだろうなと思う。
また、夫の、長男と次男に対する態度のあまりの違いにちょっと辛くもなった。というのも、やはり5年ぶりの赤ちゃんだし、間に流産もあったので次男がかわいいのは分かるが、長男に逐一文句をつけたりしたので。
確かに長男はちょうど自分の思うことを言葉で表現できるようになり、その上おしゃべり(減らず口?)でもあったので、ついつい口げんかのようになってしまうことがよくあった。でもそれは、私たち大人が悪い意味で子どものレベルで会話しているということ。子どもと話しているのだということを頭に置いて長男を尊重してあげないとダメだ。
ありがたい悲鳴というぐらい息子はいいお兄ちゃんだ。おむつを変える時も手伝ってくれるし(うんちの時は逃げるが、、、)着替えも手伝ってくれる。弟が生まれて本当に嬉しいようだ。
私は長男の時の教訓から、とにかく自分の体を休めること、授乳等しなければいけないこと以外は完全に母に甘えた。自分の体が快復しないと、とても気持ちに余裕が生まれないし、イライラしてしまう。今回はいかにリラックスしていい意味で手抜きをするかが課題だ。
そして母がまだ居てくれる間は、家事は一切母に任せ、時間を見つけては長男と時間を持つようにした。
さて母も日本へ帰った頃クリスマスを迎え、幼稚園では毎年恒例のクリスマス音楽会があった。残念ながら、父母たち、知り合いたちがたくさん見にきていて長男を見ることはできなかったが、先生によると楽譜を見ながら元気良く歌っていたようだ。
去年もそうだったが、幼稚園で今年の歌の練習が始まると、息子は毎日毎日家で練習をして、今日か明日かと待ちわびている。そして年が明けてからも春になっても夏になっても思い出したようにクリスマスの歌を歌うのだった。
久しぶりに図書館に行った。「あらーお兄ちゃんになったのね」と司書に言われながらも、自分の借りたい本の所へ一目散に行く息子に、彼女も「初めてこの図書館に来た時はまだまだよちよち歩きだったけど、もうこんな本まで読んでるのねえ。本当成長は早いわねえ」と感慨深げだった。
「片付けなさい」「服を畳みなさい」「歯磨きはした?」等といった口調になりがちで、ある日とうとう「○○(次男)のことは好きで△△(長男)のことは嫌いってこれ駄目よ!」と長男に言われる。そんなことは当然思ってないのだが、改めて言われると、自分だけきつく扱われていると彼も感じているのかな?と、小さなことにはなるべく目を瞑るようにしている。
子育ては忍耐忍耐だ。
次男が3か月になる頃家族4人での初めての旅行。温泉旅行で、次男は温泉プールに浸かりながら寝入ってしまい、「長男に勝るとも劣らない図太い神経のようだ」と夫婦顔を見合わせた。
おいしいご飯を食べて、サウナやプールで体を動かしまさにリフレッシュできた。
偶然だが、周りに上の子と下の子が5歳違いという知り合いが何人かいて、ラッキーだと思う。二人目育児なりの楽しさ、大変さを分かち合える友が居るのは本当にありがたい。
01/03/06