ボン君の成長記録(4才7か月から4才9か月まで)
季節柄そり滑りをよくした。小さい子ども向きではないそりでもバランス良くすーっと滑る息子を見て、全身のバランスとか逞しく育っているなあとちょっと誇らしかった。
家の中では相変わらずお手伝いが好きで、夕飯の支度をしていると台所に来て「何か手伝おうか?」
と言ってくれたり、掃除機をかけていると代わりにやってくれたりする。でも自分の部屋の整理整頓はなかなか出来ない。これはこの引き出しの中と場所を決めてはいるのだが、明日もやるかもしれないからこのまま出しておく、というのが積み重なって、結局乱雑な部屋と化してしまう。
折り紙にこの頃はまっていて、鶴などはなかなか難しいみたいなのだが、猫やら飛行機やらは何個も何個も同じのを作ったり、違う大きさで作ったりとおもしろがっていた。
母の心配をよそに、幼稚園では友達が沢山出来て、今日は誰々の家に、今日はうちに誰が来る、となかなか忙しい日々だった。子どもは子どもの世界があって、息子は私が考えるよりも本当に逞しく生きているなあと感じられる日々でもあった。
この頃私が3度目の妊娠。花粉症と悪阻が重なってなんとも悲惨な時期だった。幼稚園から帰って来て午後はテレビばっかり見せていた。「見ちゃ駄目」といっても、操作は自分で自由自在で出来るので仕方がない。私も、だからといって彼と何か一緒に出来る気分も体力もなかった。
夕食時には、食べるのが遅く、おしゃべりばかりしている息子に夫が腹を立てて不味くて陰気な雰囲気だった。この頃は息子にとってかなりのストレスだったと思う。
4才9か月になるという頃水疱瘡をした。風邪と中耳炎、そして怪我以外ではこれがはじめての病気だった。掻いて掻いて困るのではないかと思ったけれど、薬局で買ったメンソールパウダーでしのげた。就寝中に擦れてしまったのか、顔に2つまだ跡が残っているけれど、まあ難なく過ぎた。
29/01/06