ボン君の成長記録(3ヶ月目)
Mutterberatungに行く度に驚かされる。こんなに赤ちゃんとは、みるみる大きくなるものなのか。毎日、常に見ているからなかなか分からないけれど、本当にすごい勢いで、重く、長くなっていってる。最初の1ヶ月で1キロ以上、次の1ヶ月でまた1キロ以上、身長も2ヶ月で8センチ伸びた。
2ヶ月も過ぎた頃、そろそろ私の体調も、落ち着いてきたのでベルンまで出生届を出しに行った。生後3ヶ月以内に届ければいいのだけれど、チューリッヒでも手続きが出来ればなと思う。やはり遠出は疲れる。
そしてこの頃、例の出産準備教室の再会パーティーがあった。8組の内6組が来た。みんな大きくなっている。双子ちゃん達も、産まれたときはやはり小さかったようだが元気。さすがに、うちの息子の出生体重を言ったらみんな「そんなでかいのが入ってるようには見えなかったよねえ」と驚いていた。
息子はと言うと、13週目頃から親指を吸うようになった。これは本人にとって刺激のある行為らしいので、そのまま思う存分吸わせておいた。それから、ある日、火がついたかのように泣き狂うので、虫が刺したんだろうかと飛んでいったら、なんと自分で自分の髪の毛を引っ張ってその痛みで泣いてるのだ。これには思わず笑ってしまった。自分の体を色々探索しているのだろうか?
この頃授乳は大体一日に5,6回。それまでは朝までずっと寝てくれる日もあれば、1回起きるぐらいの日もあったのだが、また再び、2回ほど夜泣きするようになった。夜中に起きるのは本当に大変だ。母乳をあげていると、お腹も空くけれど、日中よく眠くなる。息子が寝ているとあれもこれもと、したくなるのだが、母が体を休ませないと、とできるだけ私も昼寝をするようにした。
もうそろそろ丸3ヶ月になろうとする頃、私は38℃以上の熱が出てダウンした。その数日後に病院に行ったら、乳腺炎の一歩手前Milchstauとのことだった。母乳がよくよく出ているので、水分を少し減らしたり、授乳後胸を冷やしたりするほうがいいといわれる。この時に、会陰切開の跡もチェックしてもらったが、傷はきちんと治っているし、子宮の大きさも戻っていると言われる。Mutterberatungで言われたのだが、家庭で出来る治療(?)としてMagerquark(脂肪分の少ないマスカルポーネぐらいの柔らかさのヨーグルトのようなもの)を、授乳後胸に塗ると冷えすぎないように冷やしてくれて良いと言われる。これは私は気持ちよくてしょっちゅうしていた。
それまでは授乳中に私は、本を読んだり、テレビを見たりしていたのだけれど、3ヶ月頃から、息子は10分ずつ集中して飲まなくなり、テレビの音や他の音が気になりだした。
体重7200グラム 身長62センチ(生後丸12週)
06/08/01