ボン君の成長記録(3才7か月から3才9か月まで)

 

 

妻、母は朗らかにとはいうが、なかなか難しい。
自分の子育てに自信を持ったり、反省したり、、、。

ビデオを見せて子守りをさせたり、コンピューターで幼児用のゲームをさせて私のしたい事をしたり、夫婦揃って息子に”ダメ”の連発だったり。
自分にも人にも厳しい私の性格だから、してあげた事に目を向けると色んないい事をしているのに、ついつい”あーもっとこうしないと、、、”と反省ばかり。

気分転換もやはり大切。この頃に夫婦で、息子を義姉に預けてコンサートに行ったりもした。一応後ろ髪を引かれてはいるのだが楽しんだ。息子もいとこ達と楽しんだようだし、2才年下の従弟とは喧嘩もして、義姉曰く”こういう体験は二人ともあまりしてないから、本当に疲れちゃったみたい。貴重な体験ね。”たまには喧嘩も大切。

まだまだ寒いなりに、外で息子を自転車で遊ばせたり(まだまた補助輪付きだが)した。自転車に乗るともうすーっとんで行ってしまうのでなかなか追いかけるのも、自動車にぶつからないようにするのも大変。

息子が季節柄風邪を引いてしまい、黄色っ鼻が出てき、痰や咳も出て来た。今回の彼はかなりかわいそうだった。生まれてからこのかた体験した事のない40度という熱にかなりしんどそうだったが、私の母親としての勘で、明日になれば必ず大丈夫になるだろうと、様子を見ていたが、その通り次の日には微熱程度に下がった。しかし再び中耳炎になってしまった。そしてまたあのサイテーの困ったちゃんの所に診察に行く事となった。今回は抗生物質も処方された。
私もひどい風邪を引いてしまい、咽頭炎にもなりこの頃は本当に大変だった。真近に迫っている里帰りに、去年の主人の手術に引き続き今回もキャンセルなのかと心配を募らせた。

しかし、まだ息子の中耳炎は完治してはいなかったが、医師に飛んでも大丈夫といわれ、母子二人での2年4か月ぶりの旅となった。
魔の1歳児、2歳児ではないからか機内ではわりと静かにしてくれて、その上7時間も熟睡してくれた。空港から実家までも、電車の中で驚くほど静かにしていて、こうも変わるのだろうかと驚いた。

実家では、いつもの如く泥まみれになりながら田んぼを散歩したり、近所から甲虫をもらったり、馬にえさをやりに行ったり(実家が所有しているわけではないが)と大忙しで、もうしなくなった昼寝をぐっすりとした上で、夜も、遅めの就寝ではあるが、これまたぐっすりと寝ていた。
あまりにも、従妹と走り放題、音をたて放題なので怒ったりもしたが、近くの大きな公園で楽しそうに遊んでいるのを見ると、私に取ってもとても貴重ないい体験となった。
体全体を使った外遊び、手先を使い頭を使う遊び、、、メリハリが難しい。

やっぱり、、、という感じだが、日本で”公園デビュー”をして思ったのは、日本人の母親は子供を守り過ぎる、手を貸し過ぎる、口を出し過ぎるという事。喧嘩を始めたらすぐ干渉しに来るというより、喧嘩にすらならない。自分の子供が他の子供のおもちゃを取りそうになるかも分からないうちから、恐るべき予知能力を発揮して”ダーメ、あなたのじゃないでしょ?”とくる。
義理の叔父(叔母の夫)と話していたのだが、叔父も全くそういう風に感じているようで、”あんな風に、喧嘩もせずに育ったら日本の将来恐いで。大人の喧嘩と子供の喧嘩は違うし。”、、、同感。
私もスイスで、そういう風に守り過ぎるごく少数の日本人ママとの付き合いがストレスになっているのだった。

まあ、とにもかくにも、後から日本にきた主人も田植えをしたりして泥だらけになり、北陸旅行もして美味しいものを食べたりして、今回も大満足の滞在だった。


3歳7か月   ?キロ  100センチ 

 

25/08/04