ボン君の成長記録（１６ヶ月目）

　どうやら、息子は私と主人には「パパ」と言い食べ物を指すときは「ママ」というらしいことが分かってきた。その他は、意味のない音をイントネーションを付けてまるで話しているかのように発した。勿論息子は意味を込め話していたのだろうけれど、、、。

　１６ヶ月半の時に息子は３９度前後の高い熱を出した。その前日から不機嫌で、あまり食べなかったのだけれど、こんなに高い熱を出したのは初めてだったので心配だった。ぐったりしているわけではなく、遊んだりもしていたので、直感的に大丈夫だと思った。さてその通りに、その晩アイスパックを頭に敷いて寝かせたところ、次の日の朝にはすっかりと平熱に戻っていた。

　この頃は、私が非常に忙しく、子供を預けるときが多かった。もしかしたら、私ともっと時間を過ごしたいと思う彼の要求の現れだったのだろうかと、ちょっと悲しかった。

　色々と知恵が付いてきて、冷蔵庫を開けるようになった。そうとは知らずに、私が冷蔵庫を開けようとすると、もう既に少し開いていたりするので困った。

　あと、私は台所流しの手前の端の方に包丁を置いて乾かす癖があって、ある日突然、息子がその包丁に届くようになっていて、何とか持とうとしているのを見つけたときは血の気が引いた。

　運悪く、その直前に台所との仕切にはめていた柵が壊れていて、包丁や、熱湯に気を付けなければならなかった。事故、それも家庭内の事故は防げるはずだから、これは大体一緒にいる私がきちんと気を付けていないといけない。本当に神経の休まる暇がない。他のお母さん達は、２人以上いるお母さん達は一体どうしていたのだろう、と思うと同時に、落ち着きの無かった私が、よくもまあ火傷などせずに育ったものだと思った。

07/03/02