ボン君の成長記録(15ヶ月目)
さて、15ヶ月目に入りいたずらもだんだんダイナミックになってきた。キッチンでは引き出しからナベやら色々出しては勝手に遊ぶし、本棚からも届く範囲で本やら書類を落としては嬉しそうだった。そしてだだこね。気に入らないことがあると床に寝ころび、足をじたばたさせて抵抗する。これには驚いた。勿論、まだ話せない彼にしてみれば一つの表現方法なんだろうけれど、「ああ、この子も私と同じできかん坊なんだ。この子も私みたいに、いつも反抗する子になっちゃうんだ。」と短絡的に考えてしまった。
母親であるということは、どうも狭い世界に入り込む危険があるようで、いたずらではなく、新しいことを子供が発見したんだ、という発展的な考え方がなかなか出来ないでいた。
言葉の方は、まだまだ色々音を発することが主で、教えても話したこともないのに「ダディー、ダディー、」と言ったりもした。でも、何となく、子供が主人と一緒の時は「ダ」や「パ」と言うことが多いかなという気はした。
思わず笑ってしまったことがある。ラジオを聴いていたら、ビートの利いた音楽が流れ出し、息子はそれに合わせて踊ったのだ。何とも言葉では表現のしようがないのだけれど、中腰になり両手をパーの状態で宙に挙げ、そのまま右へ左へと揺れている。そして結構音楽と揺れが合っている。私と主人の楽しみが増えた。
今となっては笑い話だけれど、ベランダの掃除をしているときに、息子がドアの鍵を閉めてしまって、中に戻れなかったときがある。彼が、ドアのノブを上げたり下げたりしているときに閉まってしまったのだけれど、ベランダから、「上げてっ、下げてっ」とニコニコしながら、手をリズミカルに動かしていたら、息子もおもしろがって、ドアノブを再び上げ下げしてくれ、鍵が開いた瞬間をねらって入った。その後、ベランダを掃除するときは、彼が寝ているときか、主人も家にいる時を選んでいることはいうまでもない。
託児所に行くようになって、もう半年が過ぎていたが、行動や、言葉には他の年長の子供達の影響も入ってきているのかも知れない。
07/03/02